ゆるっとゼミ日誌

大人になっても学びを続ける人のためにゆるっと集えるゼミ、ゆるっとゼミの活動日誌

【開催レポート】ゆるっとオンラインでゼミをやってみました

2021年2月6日にdiscordというサービスを使ってオンラインでゼミを開催しました。

2名の方に参加していただきました。ありがとうございます!

 

f:id:yuruttozemi:20210206151445j:image

 

discordはこちら

https://discord.com/

 

以下、議事録と主催の筆者所感です。

 

~主なトピック~

◉東京と雪

東京でめっちゃ雪が降った時ありましたよね…!

今年の雪はもうそろそろ…もう、いいよね!?(願望)

 

◉秋田美人

先日秋田の新聞でとりあげられた「秋田美人」という言葉の所在について。

秋田について知っているとっかかりとして、特に県外の方から秋田の者がよく言われるこの言葉。投げかけられた人の「思ってもないのに美人という観念を突きつけられた時のモヤモヤ感」(主に女性)や「秋田美人いっぱいいるんでしょ」と男性に対してもモヤっとするような場面もあるとのこと。秋田美人という言葉に対して否定的であるというよりは、もっと洗練された使われ方をされてほしいよねというような方向性になりました。美人と美女って違うじゃない?という意見も。筆者としても、美しさって誰にでもあるものですしもっと美しさを捉える軸が多様化していってくれたらおもしろくなるだろうなあと感じています。

 

◉選挙と政治への認識

(前の秋田美人の話題を受けて)県の方針として見せ方の舵取りをしてくれないと変えられないのではないかという話題になり、選挙について話が及びました。2021年の現在、秋田では知事選と秋田市長選を控えております。他にも潟上市など、この春に選挙を予定している自治体は多いわけですが、多くの人が経験してきただろう選挙として学生時代の「生徒会長選挙」について訊いてみました。皆さんの学校の選挙もぜひ思い出してみてください。けっこう予定調和的な結果が多かったのではないでしょうか?

多くの集団において、有識者にお任せしようという感覚が多かったのが日本ではないかと。また、古代から中国では有能な指導者を多く輩出していますし、市民革命を経て現在にいたる西洋と現代の東洋では選挙や政治への認識が異なっている部分があるのかもしれません。かつては全体に関する意思決定を識者に一任していることで、結果に対する責任も全体に向いて分散していたのですが、現代では変化の様相が見られ責任の所在も極端に個に集中しているのではという意見も。

そこから話題が少し転じて、今多くのメディアで世界的にも取り上げられているニュースに関連し、「男性だけの会議」に関する身近な現状にも話は及びました。もっと男性も解放されていいし、今はそのチャンスでもあるのではないか。こんなにも現代日本の課題を凝縮した事象ってすごいぞと。また、高等教育を卒業してからも勉強を続けることの重要性も指摘がありました。ゆるっとゼミもぜひそのような役割に一役買いたいと思っています。なるべくみんなが爽快に生きられるといいですよね…!

 

◉「らしさ」について

男「らしさ」女「らしさ」自分「らしさ」…。「らしさ」とは?ぜひ意見を聞いてみたく、テーマに挙げていました。

「自分で決められないもの」という言葉をもらい、まさしくそうだなと。「らしさ」には周りからのこうあれよという期待の姿を求められてるニュアンスがあり、時にそれが苦しさにもなってしまうということなのだと思います。

 

ここで諸事情が重なり、残り時間が20分程度となりましたので好きな作品についてを〆の話題としました。

 

◉好きな作品と現代のドラマ

筆者からは『パンとスープとネコ日和』(2013年)を挙げさせていただきました。

https://www.wowow.co.jp/detail/103033

 

https://www.youtube.com/watch?v=bV0Hdv8-o-4&feature=youtu.be

 

小林聡美さん主演の作品で、もたいまさこさんやネコちゃんが登場するお馴染みの構成。多くのドラマや映画は、誰かが殺されたり大失敗したり騙されたりと大事件が起きることを前提に物語が展開されていきますが、この作品はのんびりとした日常が切り取られているようで、穏やかな気持ちで過ごしたい休日にはうってつけの作品です。

 

ドラマのオススメとして挙げていただいたのが、現在放送中の『にじいろカルテ』です。

https://www.tv-asahi.co.jp/nijiiro/

 

脚本が岡田 惠和さんという方で、数多くのヒット作品を手がけた方で筆者が気に入っている作品もたくさん手がけておられる方でした。オススメしていただいた理由として、いやな人が出てこないのになぜか切なくなる…そんな魅力を挙げていただきました。

多くのドラマ作品などにおいて、主人公が説得され成長していく変遷を見守るような構図のものが多いけど、それはドラマ作品などへのニーズとして絶対でなくてもいい時代になってきているのかもしれないという意見も。じっくりと向き合うことによって魅力を描くような展開というのもおもしろさがあるのかもしれません。

例えば秋田美人の描き方も、「人の営みの美しさ」によりスポットがあたるような描かれ方によって、県内外の人が抱く印象は変わるのかもしれませんね。

 

 

今回初めてオンラインでゼミを開催してみました。この先が見通しにくいコロナ禍において人が集まれる場はより意義のあるものだと感じています。

自分の中にある価値観の再認識や、ひととの違いを楽しめる場として今後もよりよい環境を提供していけるように努めて参りたいと思います。

ご参加並びにご参加の検討、また募集の拡散にご協力いただきました皆さま、ありがとうございました!